【MtG】ミラディン・ブロックを振り返る（傷跡じゃないよ）【昔語り・長文注意】

《精神隷属器》や《粗石の魔道士》、マナマイアなどが再録されるという情報も出ましたね。
ここらで、自分のミラディンブロックの頃の記憶を引っ張り出して
ミラディンの傷跡に備えたいと思います。
もう既に《トリスケリオン》や占術もM11に再録されていますしね。
※注意！！あくまで自分の主観だらけなので、相当な記憶の齟齬があるかもです。

あれは２００３年のこと。
第８版からのカード枠デザイン変更という嵐も過ぎた頃に発売された
半分近くのカードがアーティファクトであるという驚異のセット、ミラディン。
アーティファクトカードの枠が茶色→銀に変わったにもかかわらず、
白カードと見分けづらいなどと言われたりもしたっけなぁ。

この時一番強かったのはやはり「親和」。
アーティファクト・土地や軽量アーティファクトを並べて
本来7ﾏﾅ4/4の《マイアの処罰者》が
早いターンで殴ってきたり（この頃はこれで相当デカかった。）、
《物読み》（4Uで2ﾄﾞﾛｰのｿｰｻﾘｰ、親和（アーティファクト）持ち）で
U1ﾏﾅ2ﾄﾞﾛｰなんてザラ。
最悪だったのがダークスティール参入直後で、
《電結の荒廃者》（2ﾏﾅ0/0接合1、アーティファクトｻｸって+1/+1カウンター乗せる）と
《大霊堂の信奉者》（B 1/1、アーティファクトが墓地に落ちるたび対象の対戦相手に1ﾙｰｽﾞ）で
荒廃者がﾓﾘﾓﾘ自軍のアーティファクトを食べる横で信奉者によるﾗｲﾌﾙｰｽﾞが横行。
上記２枚と親和デッキにとっては2ﾏﾅ相当のアーティファクト・土地６種および
軽さ（1ﾏﾅ・装備1）とデメリット（ﾀﾌﾈｽｰ1修正）と
メリット（ﾊﾟﾜｰ+1修正、装備しているクリーチャーが墓地に落ちたら2ﾄﾞﾛｰ）が
全く釣り合わない壊れ装備品《頭蓋骨絞め》が
めでたく禁止カード認定というかなりやらかしたブロックだったという印象でした。

それと《死の雲》（XBBBｿｰｻﾘｰ、各プレイヤーはX点ﾙｰｽﾞ・X枚ﾃﾞｨｽｶｰﾄﾞ・X体のｸﾘｰﾁｬｰｻｸﾘ・X個の土地ｻｸﾘ）を中心に据えた黒コンや、
《歯と爪》戦術や《精神隷属器》、《威圧の杖》などを擁したウルザトロン（優秀な土地サーチおよび、高コストだが「出たら強い」カードがこのブロックに数多くあったので成立したともいえる）などが印象深いです。

そんな環境の中、しばらくブランクがあって直前のセット、スカージの
《ドラゴン変化》に釣られてホイホイ戻ってきた自分は、
「猫、ねこだー！！レオニンかっけーーー！！！」と、
時代の流れに反逆するかのごとく猫ウィニーを構築。
第8版で《真鍮の都》があったのをいいことに、毎週のように色をタッチ（主にアーティファクト破壊呪文）したりしてたなー。
最終結論としては、《死の雲》と1:4トレードした《爆片破》に行き着いて、
《羽ばたき飛行機械》や《骨断ちの矛槍》を投入してました。
そこがおそらく今の白厨・ビート脳の原点で、その後もラブニカでBDWとか組んだりしました。
でも《黄金の若人ラクシャ》（猫ﾛｰﾄﾞ・警戒持ちなんだけど5WW3/4、これが装備して初めて他の猫が+2/+2、二段攻撃持ちになるﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ）投入はさすがに若気の至り。
あと、歯と爪デッキの吸血鬼トリスケコンボにしょっちゅう猫軍団を殲滅させられていました。
個人的な恨み。ぐぬぬ・・・

さて、それ以外にも個々で印象に残ってるのは、

・《急報》（MRD）
1Wｲﾝｽﾀﾝﾄ、白・1/1・兵士ﾄｰｸﾝを２体出す。コモン。　←重要！
これは本当に強かった。帰ってこーい！！

・《ボトルのノーム》（MRD）
3ﾏﾅ1/3・ｻｸって3ｹﾞｲﾝのｱｰﾃｨﾌｧｸﾄｸﾘｰﾁｬｰ。
うぜぇ(ﾟ⊿ﾟ)

・《ロクソドンの戦槌》（MRD）
説明省略。当時はアンコモン。リミテ神。

・カルドラシリーズ
剣・盾・兜のサイクル。個々でも強力。３つ揃えてカルドラ召喚。でも空気。

・《信仰の試練》（DST）
1Wｲﾝｽﾀﾝﾄ、3点軽減してその分+1/+1ｶｳﾝﾀｰを置く。
6点分の働きってことで。

・《最後の言葉》（DST）
カード名、FT、青好きにはたまらないカッコよさ。そこにシビれる憧れる！！
けど効果自体は「最後」にはなれないよね・・・（´・ω・`）

・《ヴィリジアンの盲信者》（DST）
GG 2/1、1Gｻｸり：《帰化》、レア。
《クァーサルの群れ魔道士》と今度出る3ﾏﾅ1/3、Gｻｸり：《帰化》は彼に土下座して謝ろうか。

あと普通に強い薬瓶だの枷だの爆薬あたりは、今更自分が語るまでもないでしょう。


こうしてみると、やはり親和能力がやり過ぎだったというのが全てですね。
もし禁止措置を取ってなかったらどうなっていたことか。

もしくは前述したウルザトロンが出てきた背景に
優秀な土地サーチがあった、条件が揃うと強力な性能を発揮する土地があった、など、
気のせいか今の環境と似ている気がしますね。
（ウルザトロン土地とヴァラクートまたはエルドラ土地とじゃ性質が全然違いますが）

今後のミラディンの傷跡の情報にも期待ですね。
禁止カードが出ないことを切に祈りましょう（=人=）